Amazon Ads が Amazon Retail 広告サービスを開始します

小売業者は、お客様が欲しい商品や必要な商品を簡単に見つけるのに役立つ方法を常に模索しています。Amazon Adsでは、小売業者がこれをより効果的に行えるようサポートするサービスとして、AWS上に新たに構築されたAmazonリテール広告サービスを導入します。これにより、小売業者はAmazon Adsが20年かけて蓄積してきたアドテックの専門知識を活用して、ショッピング体験をより充実させ、広告を拡大することができます。小売業者はこのサービスを利用することで、オンラインストアの適切な場所に、適切なタイミングで、状況に応じた広告をすばやく、簡単に、費用対効果の高い方法で配信できます。お客様は広告をクリックして、小売業者のオンラインストアで購入を完了できます。このサービスは現在、iHerb、Oriental Trading Company、Weee!など複数の小売業者に対してベータ版として提供されており、間もなくTilly'sやほかの小売業者に対してもサービスを開始します。

参加している小売業者は、Amazon AdsコンソールとAmazon Ads APIから広告を提供することもできます。これにより、Amazonの広告主様はリーチを拡大する新たな機会を簡単に見つけることができます。また、一貫したレポートにより複数の小売業者にわたる広告キャンペーンの管理が簡素化され、キャンペーンパフォーマンスをより迅速に把握できるようになり、キャンペーンの最適化が容易になります。

広告効果測定担当副社長のPaula Despins氏は、次のように語っています。「Amazonリテール広告サービスは、ショッピングジャーニーを通じてお客様を誘導する関連性の高い広告を提供し、お買い物中のお客様が商品を発見し、情報に基づいた購入決定を下せるようサポートすることで、小売業者のショッピング体験をより充実させるのに役立ちます。このサービスは小売業者、広告主様、お買い物中のお客様にメリットをもたらすように設計されています。これが、成果の改善、売り上げの促進、ショッピング体験の向上にどのように作用するか、見るのを楽しみにしています。」

Amazonリテール広告サービスを使用すると、オンライン小売業者はお客様が新しい商品を見つけたり、情報に基づいて購入決定を下すのに役立つ検索ページ、閲覧ページ、商品ページに商品広告を表示できるようになります。広告には、お客様の検索クエリ、閲覧したカテゴリや商品などのコンテキスト情報に加えて、在庫状況や価格が組み込まれ、希望する入手可能な商品の広告が確実にお客様に表示されるようになっています。広告クリエイティブのフォーマット、アプリやウェブサイトで広告を表示する場所、表示する広告の数は、小売業者が決定します。また、トラフィックを商品ページに誘導したり、商品の「クイックビュー」を表示したり、お客様がカートに直接商品を追加できるようにしたりするなど、広告をクリックした後にお客様に表示される内容も小売業者が決定できます。

「Amazonと協力して新しいリテール広告サービスを開始できることを嬉しく思います。この革新的なソリューションと実証済みのテクノロジーにより、お客様にとってより関連性が高くパーソナライズされた広告を配信し、買い物中のお客様の体験を向上させながら、エンゲージメントとコンバージョンを強化することができます」と、iHerbのグローバルマーケティング担当上級副社長であるNeil Folgate氏は述べています。「Amazon Adsを活用している共有のブランドはすでに1,200を超えています。これにより、広告主様がスムーズにiHerbの購買意欲の高いオーディエンスとつながり、測定可能な結果を促す機会が生み出されています。」

このサービスにより、小売業者はすでにAmazon Adsを利用しているブランドに広告を簡単に提供できるようになり、スムーズに広告主様とつながることができます。広告主様は、Amazon AdsコンソールまたはAPI統合で利用可能な小売業者を確認できます。これにより、小売業者ごとにキャンペーンを作成して管理し、使い慣れた既存のワークフローからレポートにシームレスにアクセスできるようになります。この一元化されたアプローチにより、時間とリソースを節約しながら、リーチを拡大できます。広告主様には、Amazonストアでのパフォーマンスを向上させるのと同じアドテックと機械学習モデルを使用することで安心感を得られるというメリットもあります。

「Amazonのリテール広告サービスは、広告主様にとって変革をもたらす可能性があります。高性能なアドテックを活用し、単一のサービスプロバイダーとしてAmazon Adsを通じてアクセスできるため、キャンペーン管理が簡素化されます 。この合理化されたアプローチにより、複数の小売業者にまたがる広告活動を効率的に管理し、リーチを最大化することができます」と、Flywheelのメディア担当SVPであるDrew Habeck氏は述べています。「消費者の購入までの過程におけるあらゆる段階で、関連性が高く、状況に応じた広告を配信するAmazonの専門知識は非常に貴重です。異なるリテールプラットフォームに対しての一貫した効果測定、レポート、購入データは、キャンペーンのパフォーマンス向上と最適化に非常に役立ちます。このサービスは、当社の広告戦略を強化し、クライアントにより良い結果をもたらす可能性を秘めていると考えています。」

Amazonリテール広告サービスは、厳格なアクセス制御を備えた専用システムで運営されているため、小売業者情報がAmazon Adsやその他のAmazonビジネスからは分離されています。最も安全なクラウド環境となるように設計されたアマゾンウェブサービス（AWS）上に構築されており、小売業者はAWSアカウントでデータを管理します。つまり、すべてのAWSのお客様に提供されるのと同じレベルのアクセスとセキュリティ上のメリットが得られます。このサービスでは、検索クエリや商品属性などのコンテキスト情報を処理する機械学習モデルを使用して、関連性の高い広告を配信します。広告の効果測定はAWSクリーンルーム内で行われるため、プライバシーを強化するためのコラボレーションにより、小売業者とその広告主様向けに集計された匿名化されたレポートを生成できます。