ガイド

スポンサーTV広告キャンペーンを開始して最適化する方法

簡単な方法で、最初のストリーミングTV広告キャンペーンを開始できます。このガイドでは、スポンサーTV広告を開始するために知っておくべき情報すべてを紹介します。この情報は、お気に入りのコンテンツを視聴している視聴者が広告主様のビジネスとつながるのに役立ちます。

Amazon Adsの利用を開始して、商品を宣伝し、キャンペーンを作成しましょう。

登録済みの広告主様は、 サインインして、スポンサーTV広告キャンペーンを開始してください。

スポンサーTV広告の概要

スポンサーTV広告は、セルフサービスストリーミングTV広告ソリューションです。あらゆる規模のビジネスがこれを利用して、リスクなし、最低出稿料金なしで、家庭にある一番大きな画面からより多くのお客様にインスピレーションを与え、つながることができます。Prime VideoやTwitchなどのAmazonの独占的なストリーミングサービスでの広告掲載、およびAmazon Publisher Direct経由のサードパーティチャネルでの広告掲載により、ビジネスは、Amazonのファーストパーティのショッピングシグナルとストリーミングシグナルを使用して、自社の商品やブランドに関心を持つ可能性がより高い、関連性の高いオーディエンスにリーチできます。スポンサーTV広告は現在、米国、カナダ、ブラジル、メキシコ、英国で利用でき、さらに多くの国にも拡大する予定です。スポンサーTV広告は、プレミアムインストリーム動画広告コンテンツの掲載枠、視聴者と相互に触れ合える広告、柔軟な予算設定、およびパフォーマンス分析を提供しています。これは、オーディエンスが好むコンテンツを通じてビジネスがオーディエンスとつながる効果的な方法となっています。

36倍のグラフィック

スポンサーTV広告と他のスポンサー広告プロダクトを併せて配信したカスタマージャーニーでは、スポンサーTV広告を利用しないでスポンサー広告を配信したジャーニーと比較して、広告主様のブランド新規顧客のコンバージョン率が58%向上しました。1

スポンサーTV広告キャンペーンを開始する

Amazon Adsを初めてご利用になる場合は、こちらから登録してから、アカウントのいずれかのオプションを選択して適切な認証情報でサインインします。

広告アカウントをすでにお持ちの場合は、サインインして、キャンペーンタイプとしてスポンサーTV広告を選択し、次の手順に従ってキャンペーンをすばやく効率的に設定してください。

キャンペーンの目標を設定する

ストリーミングTV広告では、何を達成しようとしているのかを明確に把握することが重要です。これは単なるブランディングではありません。ストリーミングは、ビジネスに実際に計測可能な結果をもたらす強力なチャネルです。具体的な目標を考えてください。たとえば、ストアフロントへのフットトラフィックの促進、新製品の発売の促進などを目標にできます。どのオーディエンスにリーチしようとしていますか? そのような目標を念頭に置いておくと、適切なクリエイティブの制作に役立ち、広告がその目標を達成しているかどうかを具体的に評価できます。ソーシャルメディアでの商品やオファーの宣伝に成功していますか? これらの成功戦略をストリーミングTVの大画面にどのように応用させることができるかをご覧ください。重要なのは、このメディアを活用して、他のチャネル全体でのマーケティング活動を強化し、補完することです。

キャンペーンを作成する

スポンサーTV広告キャンペーンを作成する準備はできましたか? アカウントにログインし、「キャンペーンを作成する」ボタンをクリックします。スポンサーTV広告を選択し、キャンペーンを設定します。

キャンペーン設定を選択する

  1. キャンペーン名: 簡単に識別できるように、キャンペーンにはわかりやすい名前を付けます。たとえば、ストリーミングTVに「STV」を使用すれば、他のキャンペーンパフォーマンス(広告費用対効果(ROAS)など)の指標を見る場合に、これを除外できます。
  2. 予算の設定: スポンサーTV広告キャンペーンはすべてCPM(インプレッション1,000件あたりの単価)ベースで課金され、最低予算はありません。1日の予算を選択します。これは、いつでも変更可能です。キャンペーンがその日の予算を超過すると、予算がリセットされる午前0時まで広告が表示されなくなります。中小企業の場合は、テスト用に1日の予算を150ドルに設定することをお勧めします。そこから、キャンペーンパフォーマンスに応じて予算を増減できます。
  3. ランディングページの選択: スポンサーTV広告のインタラクティブ機能から、指定した商品詳細ページまたはブランドストアにリンクできます。商品詳細ページへのリンクは、特定の商品に焦点を当てたクリエイティブを使用する場合や、特定の商品をアピールしたい場合に最適です。ブランドストアにリンクすると、ライフスタイルに焦点を当てた動画で複数の商品を柔軟に取り上げることができます。QRコードがスポンサーTV動画で有効になっている場合は、キャンペーン設定時に選択したブランドストアにスキャンされます。ブランドストアのキャンペーン設定の場合、リモートクリックにより、詳細を確認するためのブランドストアへのリンクが記載されたメールがアカウント所有者に送信されます。リモコンを使用するインタラクティブ機能では、キャンペーンで選択された商品を「カートに入れる」機能が商品詳細ページに追加されます。
  4. オーディエンスの選択: ストリーミングTV広告を始めたばかりでも、積極的にテストしてきた場合であっても、さまざまなオーディエンスを含めるようにして各オーディエンスがキャンペーンにどのように貢献するかを把握するようにお勧めします。お買い物中のお客様にリーチするための規模と配信を促進するのにより適したオーディエンスもいれば、インプレッション数は少ないがパフォーマンスをより促進するオーディエンスもいます。3~5つのオーディエンスから始めることをお勧めします。オーディエンスが幅広ければ幅広いほど、入札額は低くなります(10~15ドル)。オーディエンスがASINに対してより具体的でターゲットを絞っているほど、入札額は高くなります(20~25ドル)。それらを他のオーディエンスへの入札の範囲またはベースラインとして使用します。
  5. ブランド名/ロゴをわかりやすく表現したクリエイティブの使用: TVクリエイティブが商品やブランドを明確に示し、商品のメリットや差別化要因を描写していることを確認します。アクションや想起を促すエンドカード(例:ブランド名やロゴ、「Amazonで提供中」のバッジなど)も含めるのが理想的です。

スポンサーTV広告のターゲティングを構築する

「興味・関心のあるコンテンツ」や「インマーケットカテゴリー」を使用してオーディエンスにリーチできます。「興味・関心のあるコンテンツ」は、「ドキュメンタリー」や「ミュージックビデオ」など、特定のタイプのコンテンツに興味を持ちそうな視聴者にリーチするのに役立ちます。「インマーケットカテゴリー」は、「ビルトイン食洗機」や「女性用スポーツアパレル」など、Amazonで販売されているカテゴリーの商品に興味を持ちそうな視聴者にリーチするのに役立ちます。 「興味・関心のあるコンテンツ」と「インマーケットカテゴリー」のルックバックウィンドウは最大30日です。

スポンサーTV広告グループごとに、「興味・関心のあるコンテンツ」セグメントまたは「インマーケットカテゴリー」セグメントを少なくとも1つ選択する必要があります。ただし、20を超えるセグメントは選択できません。さらに、各コンテンツベースのオーディエンスセグメントまたはインマーケットカテゴリーセグメントには、入札額が関連付けられていなければなりません。この入札額は、選択したコンテンツへの興味・関心に関連するコンテキストで最大1,000回のインプレッションを配信するためにどれぐらいの費用をかけてよいかを示すものです。

スポンサーTV広告の掲載枠とクリエイティブ

掲載枠

スポンサーTV広告は、Prime Video、Twitch、Freevee、Amazon Publisher Directを含む、Amazonが独占的に提供するプレミアムストリーミングコンテンツの膨大なコレクションに表示されます。これは、Fire TVなどの接続されたデバイスを通じた、最大規模のストリーミングTVパブリッシャーと直接連携すること、およびPrime Videoチャンネルを通じた広告対応コンテンツに重点を置いています。

スポンサーTV広告の掲載枠の例
TwitchのスポンサーTV広告の掲載枠

「Amazonで購入」Twitchのクリック可能な広告

クリエイティブ

TVクリエイティブはエンゲージメントの高いオーディエンスが視聴するので、有意義なものにする必要があります。インパクトのある動画クリエイティブを制作するためのベストプラクティスをご紹介します。

  • スムーズなトランジション: コンテンツを通してオーディエンスをシームレスに導くような、まとまりのあるストーリーを心がけましょう。
  • ロゴを入れる: 広告の最初の3秒以内にロゴか商品が表示されるようにしてください。お客様の広告想起を促すため、動画にブランドロゴを常に表示します。
  • 音楽/オーディオ: 広告のトーンに合った、高品質の音声ファイルを選択します。
  • 最適な解像度: さまざまな画面サイズで動画をテストして、視聴者のディスプレイサイズに関係なく、画質と鮮明さが維持されることを確認します。
  • 画面上のテキスト: 画面に表示される単語はできるだけ少なくし、高品質のナレーションに重きを置きます。
  • コールトゥアクション(CTA): 最後に、「Amazonで提供中」のロゴを使ってアクションを促すなど、メッセージをしっかりと伝えるエンドカードで締めくくります。

スポンサーTV広告の仕様要件の詳細については、このページをご覧ください。

クリエイティブに関するサポートが必要ですか? Amazon Adsは、戦略策定から制作までをサポートする各種クリエイティブサービスとツールを提供しています。オプションの詳細については、当社のチームにお問い合わせください。サポートの依頼はこちら

広告ポリシー

Amazon Adsでは、セルフサービス広告ソリューションがAmazonサイトに公開される前に審査する、モデレーションプロセスを設けています。モデレーションは、広告を最適な状態で表示し、最大限の効果を得るのに役立ちます。Amazonが重点的に取り組んでいるのは、広告主様をサポートしながら、お客様の体験の質を確保することです。広告ポリシーのガイドラインを順守して、キャンペーン開始前の審査がスムーズに進むようにしましょう。

1.ブランドの認知度

  • ブランドロゴとブランド名が動画に表示されていることを確認します。
  • 画面にピクセル化されて表示されるのを防ぐため、広告には必ず最高品質のロゴ/アセットを使用してください。
  • 高圧的な視聴体験とならないようにしつつ、ロゴが目立つようにしてください。ロゴを画面の隅(左上隅または左下隅、セーフエリア内)に配置します。

2.動画と音声の解像度と品質

  • 動画の画質が低い、解像度が低い、またはぼやけている、不鮮明、または認識可能な画像を含む動画は承認できません。
  • すべてのテキストを徹底的に確認します。画面上のテキストや字幕にタイプミスや文法上の間違いが見つかった場合は承認できません。
  • 音質が悪い、気を散らす音声、聞き取り不能、低音、不明瞭なメッセージ、音声なしは認められません。

3.覚えておくべきその他のポイント

  • 動画には、最初から最後まで明確な、まとまりのある完全なストーリーを伝えるようにしてください。突然開始または停止する動画は認められません。ロゴ付きのエンドカードや「Amazonで提供中」というメッセージを追加することをお勧めします。
  • 動画で示されている主張に虚偽がないことを確認します。(例:保証に関する主張、効き目に関する主張、臨床的に実証済みであること、0%~100%の数値化された主張、医師の推奨、専門家の信頼など)。
  • 制限付きのコンテンツ、商品、サービスとは、当社が許可するものの、特定の要件とガイドラインが適用されるものを指します。一般的には、お客様の健康や安全に関わるもの、ダイエットやヘルスケアなどの配慮を要するトピックやカテゴリーが挙げられます。また、従わなければならない地域や地方のガイドラインがある場合もあります。

詳細については、 Amazon AdsストリーミングTV広告ポリシーをご覧ください。

スポンサーTV広告キャンペーンをモニタリングして最適化する

広告主様が投資した分の成果を出したいと思っていても、認知度の向上を測定するのは難しい場合があります。広告費用対効果は、スポンサーTV広告の成功を測るうえで妨げになる可能性がありますが、Amazon Adsでは、エンゲージメントの各段階における成功を測定するために使用できる、詳細なセルフサービス指標も幅広く提供しています。

  • インプレッション: スキップ不可の環境で動画広告がお客様に配信された回数を確認して、リーチを把握します。
  • ブランド検索: 広告掲載後のブランド名の検索数を示す指標から、ブランドに対する興味・関心の上昇を知ることができます。
  • ブランド新規顧客指標: 初回のお客様からの注文と売上の割合を確認して、ブランドの認知向上とお客様獲得に対するキャンペーンの影響を測定します。
  • 商品詳細ページの閲覧数: 何人の視聴者が広告によってAmazon内の商品詳細ページを訪問するほどまでに興味を持ったかを追跡することで、お客様の検討に関するインサイトを得ます。

スポンサーTV広告のシグナルはAmazon Marketing Cloud(AMC)でも参照できます。AMCでシグナルを確認すれば、スポンサーTV広告のイベントレベルのシグナルをよりよく理解し、クロスメディアのカスタムアトリビューション分析を実行し、スポンサー広告キャンペーンの包括的なパフォーマンスを測定し、12.5か月にわたるカスタマージャーニーをより深く把握するのに役立ちます。

スポンサーTV広告キャンペーンのチェックリスト

キャンペーンを設定する際は、以下の簡単な手順に従いましょう。

  • ビジネス目標を設定します。
  • TVクリエイティブがAmazonの広告仕様要件と広告ポリシーに準拠していることを確認します。クリエイティブに関するサポートが必要ですか? Amazon Adsは、戦略策定から制作までをサポートする各種クリエイティブサービスとツールを提供しています。オプションの詳細については、当社のチームにお問い合わせください。サポートの依頼はこちら。
  • 在庫があり、使用している動画と一致するASINを選択してください。
  • まず、3~5つのオーディエンスでキャンペーンパフォーマンスをテストします。

スポンサーTV広告を他のAmazon Adsプロダクトと併せて使用する

キャンペーンの目標を設定する際には、オーディエンスとこれまでに行った既存のメディア投資を考慮します。オーディエンスはどこでどのように時間を過ごしていますか? 現在のメディアソリューションは目標達成にどのように役立っていますか?また、どのようなギャップが生じていますか? すでにAmazon Adsのスポンサー広告ソリューションを利用していますか?

Amazon Adsのインマーケットキャンペーンを促進する
スポンサーTV広告はスポンサー広告のサービスの一部であり、広告コンソールを通じて管理されるため、既存のスポンサー広告キャンペーンにスポンサーTV広告を足すことで簡単に効果を上げることができます。たとえば、スポンサーTV広告は、TVを視聴する視聴者が最初に想起するブランドであり続けることで、ブランドの認知向上に役立ちます。一方、スポンサーディスプレイ広告スポンサーブランド広告スポンサープロダクト広告は、関連性の高いディスプレイ広告と検索結果を表示することで、購入意欲があるそれらの視聴者を引き付け、最終的に視聴者が探しているものを見つけることができるようにサポートできます。

さらに、スポンサーブランド動画広告またはスポンサーディスプレイ動画広告により動画ソリューションをすでに使用している場合、スポンサーTV広告を使用して、どの動画の長さ(6~45秒)、コンテンツタイプ、オーディエンスターゲティングがストリーミングTV広告キャンペーンのパフォーマンス向上につながるかを確認するクリエイティブテストを実施する機会があるかもしれません。

36倍のグラフィック

スポンサーTV広告と他のスポンサー広告プロダクトを併せて配信したカスタマージャーニーでは、スポンサーTV広告を利用しないでスポンサー広告を配信したジャーニーと比較して、広告主様の購入率が110%向上しました。2

始める準備ができましたか?

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1、2 Amazon Internalデータ、2024年1月~2月、米国。