ガイド
リマーケティングとは何ですか?
リマーケティングは、以前にWebサイトにアクセスしたことのあるオーディエンスやソーシャルメディアコンテンツを利用したことがあるオーディエンスをターゲットに設定して広告を配信できるようにするマーケティング方法です。
Amazon Adsの利用を開始して、商品を掲載し、キャンペーンを作成しましょう。
ご利用経験が限られている場合は、お問い合わせいただき、Amazon Adsが管理するサービスをリクエストしてください。最低予算が適用されます。
クリック課金制広告を作成して、お客様がAmazon内で貴社の商品を見つけるのをサポートしましょう。
インサイトやシグナルを活用して、カスタマーエクスペリエンスを最適化し、ブランドの売上を伸ばしましょう。
「リマーケティング」の定義を知らなくても、おそらくその概念はご存じでしょう。リマーケティングとは、すでに自社ブランドと関わりを持ったことのあるオーディエンスに対して、コンバージョンなど、興味を持つ可能性のある望ましい行動をとるように促すことを指します。
たとえば、お客様がサイトにログインしてショッピングカートに商品を追加しても、購入せずに立ち去る場合があります。お客様がアカウントに登録したメールアドレスを利用して、その商品を思い出させるメールを送信すればリマーケティングを行うことができ、カートアバンダンメントを防ぐのに役立ちます。
リマーケティングが重要なのはなぜですか?
カスタマージャーニーには時間がかかるため、リマーケティングはデジタルマーケティングで重要な役割を担っています。ほとんどの購入者は、新しいブランドを発見し、その商品をいくつか選び、購入を完了することを1つのセッションで実行することはありません。多くの潜在顧客は、オンラインで他の場所を閲覧したり、カスタマーレビューを読んだりして、ブランドや商品を決定する前に時間をかけて検討します。
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このプロセスでは、購入者に貴社のブランドを覚えてもらうことで、購入を決定したら最初に思い浮かべるのが貴社のブランドになるようにします。リマーケティングでは、オーディエンスが時間を費やしている他のサイトやアプリに、関連性の高いディスプレイ広告が表示されます。商品の特徴を伝えるメッセージや、割引プロモーションなどを掲載することで、購入者にブランドを検討し続けるよう促すことができます。
リマーケティングは、売上に加えて、ブランドの認知度、検討、ロイヤルティの向上にも役立ちます。購入者が家の改修を検討し始めたばかりで、貴社はDIYプロジェクト用のツールを出品している会社だとしましょう。購入者は貴社のブランドのWebサイトで教育的な記事を読んでいますが、プロジェクトを選択し、ツールを購入する段階にはまだ到達していません。貴社の記事が役に立ち有益であれば、おそらく購入者は貴社のブランドに対してポジティブな印象を持つことでしょう。他のWebサイト、アプリ、ソーシャルメディアにリマーケティング広告を掲載することで、貴社のブランドを思い出してもらうようサポートし、もう一度貴社のWebサイトを訪れて記事を読んでもらうことができるかもしれません。まだコンバージョンには程遠いですが、オーディエンスを拡大し、将来の潜在顧客にリーチするためには、このステップが重要なのです。
リマーケティングのメリット
リマーケティングは、広告戦略の重要な一部分となり得ます。ブランドにもたらすメリットには以下のようなものがあります。
- 新たなオーディエンスへの認知度を高め、検討を促す
- 商品を閲覧した購入者に購入を完了させるよう促す
- オーディエンスの興味や関心とショッピングシグナルに基づいて、関連性の高い広告クリエイティブとメッセージを表示する
- 購入者がカスタマージャーニーの次の段階に進む手助けをする
- 以前のお客様とかかわりを持つことでブランドロイヤルティの促進を支援する
リマーケティングの例
多くのお客様が、広告戦略にリマーケティング施策を取り入れることで成功を収めています。成功したリマーケティング戦略の例をいくつかご紹介します。
リサーチ
高い成果を挙げているヘルス&パーソナルケア用品の広告主様がリマーケティングを活用している方法
Amazonストアのヘルス&パーソナルケア用品のカテゴリーで7,500を超えるブランドを調査し、商品詳細ページビューおよびブランド新規顧客の点で前年比成長率をどのように達成したかに関するインサイトをまとめました。高い成果を挙げているヘルス&パーソナルケア用品の広告主様の場合、総インプレッションの26%はリマーケティング施策によるものでした。1
事例
VAPEはリマーケティングでブランドの認知度向上と売上アップを図る
イタリアの防虫剤ブランドVAPEは、Amazon Adsのオーディエンスインサイトに基づくリマーケティングキャンペーンを利用して、スポーツ愛好家、エコロジスト、親、アウトドア愛好家などにカスタマイズされた広告クリエイティブでリーチし、5,000万回以上のインプレッションと42万2,000のオーディエンスインタラクションを達成する上で役立てました。合計で、ブランドの注文されたリテール商品点数合計の51%が、広告キャンペーンに起因するものでした。2
事例
SpoonfulONEはAmazon DSPリマーケティングとAmazon Marketing Cloudで成功を収める
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食物アレルゲンの導入と管理を安全かつ簡単にできる商品の開発に力を入れるベビー用栄養食品ブランドのSpoonfulONEは、Amazon DSPリマーケティングキャンペーンとスポンサー広告を組み合わせて、オーディエンスリーチと顧客獲得数を増加させました。Amazon Marketing Cloudは、スポンサープロダクト広告だけが表示されたオーディエンスと比較して、ディスプレイ広告とスポンサープロダクト広告の両方が表示されたオーディエンスの購入率が3倍になることなど、ブランドが重要なインサイトを発見するのに役立ちました。3
事例
TENZINGはAmazon DSPリマーケティングキャンペーンでブランドの認知度を促進
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英国を拠点とするエナジードリンク会社TENZINGは、ブランドの認知度を向上させるために、Amazon DSPキャンペーンを広告戦略に取り入れました。商品詳細ページの閲覧率(DPVR)の目標値0.2%に対して、TENZINGはディスプレイ広告全体で0.25%のDPVRを達成し、特にリマーケティングキャンペーンでは、0.47%という高いDPVRを達成しました。4
事例
家具会社がリマーケティングでファネル全体のオーディエンスを活性化
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屋内外の家庭用家具と家庭用品を扱うNoble House Home Furnishingは、主要な購入シーズンに、自社ブランドの1つで新しいオーディエンスにリーチしたいと考えていました。Amazon DSPを利用したリマーケティングキャンペーンにより、同社はインマーケットオーディエンスだけでなく、訪問したが購入に至らなかった購入者にも働きかけることができました。 結果として、ブランド新規顧客の購入が28%増加しました。5
リマーケティングの成功の測定
リマーケティングキャンペーンの目標に応じて、成功の度合いをさまざまな方法で測定することができます。ここでは、リマーケティングの注目すべきパフォーマンス指標(KPI)となり得る指標をご紹介します。
エンゲージメント指標
リマーケティングキャンペーンは、即時の購入を促すものではなく、オーディエンスの関心を高め、貴社のブランドについて考えさせることに重点を置いているかもしれません。リマーケティング広告を利用して潜在顧客の囲い込みを行う場合、以下のような指標を検討します。
- ページの訪問数: Webサイトのビジター数はどのくらいですか?
- メールの開封: メールの受信者はメッセージを開封していますか?
- クリックスルー率: 購入者が貴社のサイトを訪れたとき、クリックで他のページに移動していますか?
コンバージョン指標
コンバージョンや売上の促進を目的としてリマーケティング広告を使用している場合は、以下の指標を検討します。
- 売上(コンバージョン率): オーディエンスは最終的に貴社の商品を購入しましたか?
- サインアップ: オーディエンスは商品の無料トライアルにサインアップしましたか?
- 顧客獲得単価(CPA): 顧客獲得にはどのくらいのマーケティング費用が必要でしたか?
デジタルマーケティング戦略におけるリマーケティングソリューションに興味のある方は、Amazon Adsの広告プロダクトについて詳しく知ることができます。利用を開始する場合は、お問い合わせください。クリエイティブがなくても、 ご安心ください。 既存のアセットがあるか、ゼロから始めるかにかかわらず、Amazonのクリエイティブ制作編集サービスは、あらゆるフォーマットでコンプライアンスに準拠した魅力的な動画の制作をサポートします。
1 Amazon Internalデータ、米国、2018~2019年
2 広告主様提供データ、イタリア、2020年
3 広告主様提供データ、米国、2021年
4 広告主様提供データ、英国、2020年
5 広告主様提供データ、米国、2020年