ガイド
カスタマージャーニー
定義、マッピング、例、テンプレート
カスタマージャーニーは、ショッパージャーニーとも呼ばれ、お客様がブランド、商品、または企業とやり取りする際の一連の行動のステップです。問題点を認識することから始まり、購入の決定で終わります。カスタマージャーニーとは、お客様の発見から購入に至るまでの体験全体を指します。
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カスタマージャーニーとは何ですか?
カスタマージャーニーは、発見から購入(およびその先)までのショッピングプロセスを示しています。さまざまなお客様がさまざまなジャーニーをたどります。たとえば、リピーターはブランドのWebサイトに直接移動しますが、オーディエンスはソーシャルメディアで広告を見て、興味を持った後、ブランドのWebサイトに移動する場合があります。また、カスタマージャーニーは必ずしも直線的ではありません。 お客様はジャーニーの途中で引き返したり、さまざまなタッチポイントをジグザグに進んだり、最後までスキップしたりする場合があります。
カスタマージャーニーマップとは何ですか?
カスタマージャーニーマップは、カスタマージャーニーを視覚化したものです。マップは、カスタマージャーニーマップを作成するための5つの「A」、つまりaware(認知)、appeal(訴求)、ask(調査)、act(行動)、advocate(推奨)を網羅しています。
カスタマージャーニーは、認知、つまり新しいお客様が貴社のブランドを発見した瞬間から始まります。ブランドが訴求する、つまり商品を売り込んだりする機会があるのは、その時です。お客様が自分のニーズに応えるソリューションを求めてブランドやショップを探求する際、訴求は調査と密接に関連付けられます。お客様は実店舗で買い物をしたり、レビューを読んだり、クラウドソーシングを行っておすすめ情報を入手したりすることもできます。お客様の次の行動は、購入です。最後に、ブランドには推奨を行う機会があります。たとえば、お礼のEメールを送信したり、フィードバックを残すよう依頼したり、レビューや評価の機会を提供したりして、購入者をフォローアップします。
各ブランドには独自のカスタムジャーニーマップがあります。これは、どんな場合にも適用できるものではありません。マップを作成するには、まずお客様にブランドを紹介する方法について検討します。次に、ショッピングと購入のプロセスを一通り見て、お客様がブランドのWebサイト、広告、カスタマーサービス、ソーシャルメディアと取る可能性のあるあらゆるインタラクションを検討します。
さまざまなタイプのジャーニーマップにより、現在のお客様または将来のお客様の軌跡をたどることができます。また、サンプルジャーニーの詳細を検討するバリエーションもあります。また、カスタマーサービスでは、独自のジャーニーマップを作成して、お客様がサポートを求めて問い合わせに至る過程をたどることもできます。
なぜカスタマージャーニーマッピングが重要なのでしょうか?
カスタマージャーニーマップは、お客様の不満や問題点を特定するのに役立つため、重要です。それにより、ショッピングプロセスのどの部分が機能していないか、どの部分がお客様を混乱させているかを把握するのに役立ちます。
カスタマージャーニーマッピングを検討する主な理由の1つは、お客様中心のマーケティング計画を改善することです。目標は、初期の閲覧であれ、購入後のレビューであれ、ショッピングジャーニーのあらゆる時点でお客様のニーズを満たすことです。
また、マッピングはブランドがオーディエンスを理解し、自分たちの希望するオーディエンスと一致しているかどうかを理解するのにも役立ちます。現在および将来のお客様のジャーニーをマッピングすることで、ショッピング体験の包括的な視点を得ることができ、見込み客のニーズを予測するのに役立ちます。これは、新しいお客様にリーチし、既存のお客様を満足させるためのベストプラクティスを決定するためのプロアクティブな計画につながる可能性があります。これはカスタマーエンゲージメントとリテンションの向上につながり、パーソナライゼーションの機会を提供することもできます。お客様について理解を深めることは、カスタマーエクスペリエンスの改善に必要なものを提供し、お客様が求める商品を提供するうえで重要です。
カスタマージャーニーマップの作成方法
カスタマージャーニーマップの作成を開始するには、お客様がブランドとインタラクションを行う際のすべてのマイクロモーメントについて検討します。これらのマイクロモーメントは、ソーシャルメディア、Eメール、Webサイト、アプリなど、お客様がブランドを見たり、ブランドと関わったりするあらゆる場所で発生する可能性があります。これらのマイクロモーメントは、カスタマージャーニーマップのタッチポイントになります。
次のステップとして、マップがブランドのマーケティングファネルと合致していることを確認します。マーケティングファネルもカスタマージャーニーに対応するという点で似ていますが、これは潜在的な購入者に対する最大限の幅広いリーチから始め、ロイヤルティの最も高いお客様に絞り込んでいきます。カスタマージャーニーマップを使用すると、お客様に素晴らしい体験を提供することを試みることになるので、オーディエンスが将来ブランドに戻ってくる可能性が高くなります。
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ステップ1: お客様のタッチポイントを定義する
カスタマージャーニーマップ上のタッチポイントは、お客様のブランドとのインタラクションのインスタンスです。たとえば、1つのタッチポイントはお客様が広告を見たときであり、続く別のタッチポイントはブランドのWebサイトにアクセスしたときです。タッチポイントは、認知から購入、フォローアップまでのルートにわたるカスタマージャーニーマップのイラスト上のポイントになります。

ステップ2: お客様のバイヤーペルソナを構築する
カスタマージャーニーマップの視覚化に役立つように、オーディエンスのペルソナ、つまり商品を購入しようとしている架空の人物について検討します。ブランドのオーディエンスのペルソナとデモグラフィックについての理解を深めることにより、既存のオーディエンスと目標を比較できるようになります。改善や拡大の余地がある分野と、ブランドを選ぶことを検討する可能性のあるお客様のタイプについて考えてみましょう。
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ステップ3: 目標を設定する
カスタマージャーニーマップには、お客様のタッチポイントごとに目標を設定する必要があります。包括的な目標は、ブランドの認知度を向上させること、売上を増加させること、それとも顧客層の再来店を促進させることですか? 目標を達成するうえで最も重要なタッチポイントについて考え、そこに注意を向けましょう。また、会社の利害関係者について考慮し、マップを広く共有して、各チームが同じ認識でいることを確認しましょう。
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ステップ4: ユーザー調査とアンケートを実施する
お客様と話し、カスタマージャーニーマップが正確であることを確認します。カスタマージャーニーマップの各ステップは、ストレス要因をできるだけ少なくしてユーザーフレンドリーにする必要があります。ユーザー調査やアンケートを実施することで、ブランドはお客様がどのように商品を発見したか、ブランドとインタラクションを行う頻度はどれくらいか、日常生活のどこで見るかなどを把握できます。お客様から直接コメントや回答を受け取ることは、目を見張る結果につながる可能性があります。
また、ブランドのカスタマーサポートチームと相談し、どのような苦情を聞いているか、対処すべき繰り返し発生する問題点や否定的なコメントのトピックがあるかどうかを調べます。お客様が実行したステップにどのような不満があるかを調べ、それに応じてマップを調整しましょう。
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ステップ5: カスタマージャーニーマップを分析する
まず、リピート購入、売上、直帰率など、成功指標を決めることから始めます。目標は、お客様の数を増やすことですか、それとも既存ユーザーの満足度を最適化することですか? 最も重視する指標を決定し結果を分析したら、改善のためにカスタマージャーニーマップを調整できます。
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ステップ6: 更新を追加する
カスタマージャーニーマップの分析が完了したら、お客様が経験している問題点についての理解を深め、事業計画に必要な調整を加えて、お客様の経験を改善できます。また、カスタマージャーニーマップは、ビジネスの成長と変化に伴って、進化します。今、役に立つマップが1年後には必ずしも関連性が高いとは限らないため、必要に応じてマップを必ず更新しましょう。
カスタマージャーニーマップの無料テンプレート
オンラインで閲覧できるさまざまなカスタマージャーニーマップがあり、多くのマーケティング会社がカスタマージャーニーマッピングのワークショップを開催しています。カスタマージャーニーマップの無料テンプレートのサンプルも以下にあり、ブランドのオーディエンスやお客様のニーズに合うように必要に応じてカスタマージャーニーマップを編集することもできます。
たとえば、ジャーニーマップはタッチポイントごとに、5つの「A」を上部に、下部にボックスを配置して整理できます。さまざまな顧客ペルソナは円で明示し、最初に設定することもできます。タッチポイントは、ジャーニーマップ上で肯定的、否定的、中立的のカテゴリーに分類できます。ブランドに合わせてカスタマージャーニーマップを自由にカスタマイズしてください。
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