ガイド
カスタマーエンゲージメントとは何ですか? 定義、重要性、例
カスタマーエンゲージメントとは、オンラインおよびオフラインのチャネルにおけるブランドと消費者間の継続的な関係を指します。マーケティングチャネル全体でお客様とのエンゲージメントを促進することで、ブランドロイヤルティを向上させることができ、リピート購入の促進に役立ちます。
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カスタマーエンゲージメントとは何ですか?
カスタマーエンゲージメントとは、カスタマージャーニーに沿った有意義なインタラクションを通じて、ブランドがお客様との継続的な関係を積極的に構築する方法です。この関係を育むことで、ブランドはお客様の永続的なロイヤルティと興奮を生み出すことができます。カスタマーエンゲージメントは、ブランドとお客様とのつながりの質を指します。つまり、メッセージと、お客様が行動を起こすきっかけとなるインスピレーションとの関連性のことです。これは、お客様が広告をクリックしてそのブランドでより多くの買い物をしたり、ニュースレターを購読したり、ソーシャルメディアをフォローしたりという形が考えられます。このようなカスタマーエンゲージメントは、より長期的なブランド愛とロイヤルティを促進します。
カスタマーエンゲージメントが重要なのはなぜですか?
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カスタマーエンゲージメントは、顧客満足度の向上、ブランドロイヤルティの向上、顧客離れの抑制につながるため、重要です。強力なカスタマーエンゲージメントは、反応を示す可能性の高い、関連性の高い有意義な広告でブランドがオーディエンスにリーチしていることを意味します。
米国の1,000人の消費者を対象とした2021年のAmazon AdsとKantarの調査によると、回答者の88%が自分が関心を持っていることに関連する広告には興味を引かれると報告し、89%が自分のライフステージを反映した広告に反応したことがあると答えています。また、消費者には、自分のニーズを満たす広告にも関心を示す傾向もあります。このようにカスタマーエクスペリエンスは、広告インタラクションを誘導する上で、広告が面白いか、楽しいか、魅力的かということよりも強力な要因となっています。
ファネルのあらゆる段階におけるカスタマーエンゲージメント
ブランドには、認知から検討、決定、そしてロイヤルティまでのマーケティングファネル全体で採用できる、さまざまなカスタマーエンゲージメント戦略があります。新規および既存のお客様に対して、ブランドは次のような方法でマーケティングファネルのあらゆる段階でカスタマーエンゲージメントを促進することができます。
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認知
ブランドの認知度は、ブランドがどれほど知られているかを示すもので、ブランドの名称、メッセージ、トーンおよびスタイル、価値、文化などが対象になります。認知を促すために、ブランドは消費者の目に触れる場所に広告を表示したいと考えます。これには、テレビ広告(リニア広告およびコネクテッドTV広告の両方)、デジタル広告、音声広告、ソーシャルメディアキャンペーン、コンテンツマーケティングなどが含まれます。これは、ブランドがショッピングジャーニーの早い段階でカスタマーエンゲージメントにフォーカスすることが考えられる場所です。購入者の84%が、ブランド自体のサイトではないデジタルチャネルでオンラインリサーチを始めることを考慮すると、これらのタッチポイントはますます重要になっています。1
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コンバージョン
コンバージョン段階の目標は、選択したブランドが問題への適切なソリューションである、またはニーズを満たしているとお客様に感じてもらうことで、購入者に商品やサービスの購入を促すことです。この段階では、Webサイトの詳細な商品ページが重要であり、優れたカスタマーサービスエクスペリエンスを構築して、お客様が安心して購入を決定できるよう促します。質の高いカスタマーサービスでポジティブな体験を生み出すことは、ブランドがコンバージョン率を向上させ、ファネルのコンバージョン段階を通じてより良いカスタマーエンゲージメントを育むのに役立ちます。
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ロイヤルティ
ブランドはシームレスな購入体験を提供して、上質の商品やサービスを提供することで、ロイヤルティと顧客維持を促進できます。購入後にフォローアップし、消費者とのつながりを育むことで、購入者にとって最初に思い浮かべるブランドであり続けることができます。新規顧客を獲得するには、既存顧客を保持するよりも平均で5倍のコストがかかります。2 そのため、一部のマーケティング担当者はこの段階を「エンゲージメント」段階と呼んでいます。
ロイヤルティを構築するには、ブランドの商品やサービスに投資したお客様にはたらきかけ続けることが重要です。メール育成キャンペーン、ソーシャルメディアアクティベーション、ロイヤルティプログラムなどの効果的なエンゲージメントマーケティングは、お客様とのブランドロイヤルティを構築する際に大きな影響を与えます。この段階が終了する時点での目標は、ブランド支持者と生涯顧客につながる、満足度の高いロイヤルカスタマーを獲得することです。
カスタマーエンゲージメントマーケティング戦略の構築
オーディエンスへの理解を深める
オーディエンスを多次元的に理解することが、共感を呼ぶメッセージとクリエイティブを生み出すための鍵です。人口統計学を超えてオーディエンスが誰であるか、そして商品とどのように関わっているかを理解します。これは、ブランドのカスタマーエンゲージメントを高めるための最良の方法を知り、理解するのに役立ちます。
あらゆるインタラクションで価値を提供する
ブランドが広告フォーマットで創造性を発揮し、お客様を楽しませて刺激を与える優れた体験を提供することが重要になる場合があります。Amazon Ads、Omnicom Media Group、およびLatitudeによる最近の1つの調査では、消費者の55%が、リンクをたどって商品を直接購入したり、自宅で楽しんだり、懸賞に参加したりすることで、やり取りできる広告を好むことがわかりました。3 また消費者の55%が、視聴しているコンテンツにブランドを革新的な方法で組み込むことを望んでいると述べました。4 これは、ブランドがメッセージをコンテンツに統合する新しい創造的な方法に対してオーディエンスがオープンであることを示しています。
効果測定と最適化
データと分析を使用して、何が効果的で何が効果的でないかを見つけ出し、繰り返せるクリエイティブな方法を生み出します。
カスタマーエンゲージメントの例
事例
The Honest Companyは、ライブストリーミングなどを使用してお客様を引き付ける
The Honest Companyは、2017年にAmazon内での出品と広告を開始しました。それ以来、顧客中心の広告戦略を使用してオーディエンスと交流してきました。同社は、新しいオーディエンスにリーチし、ブランドの認知度を高めるために、Amazon DSPとAmazonストリーミングTV広告によるディスプレイ広告を組み合わせて使用しました。Amazon DSPを使用することで、ブランドは、Amazonのサイトとアプリだけでなく、サードパーティのサイトとアプリでも、Amazon独自のオーディエンスにリーチすることができました。The Honest Companyは、これを補完するために、スポンサープロダクト広告を使用してそのカテゴリー内の特定の商品を探している購買意欲の高い購入者にリーチし、商品詳細ページでクーポンを配布して購入の促進に貢献しました。The Honest Companyは、創立者のJessica Alba氏とのAmazon Liveライブストリームも開催しました。これにより、顧客と直接やり取りし、ブランドストーリーを紹介し、魅力的なライブ動画セグメントで商品情報をアピールすることができました。
この戦略により、ストリーミングTV広告インプレッションからの商品詳細ページビューは5倍増加し、広告費用対効果は39%向上し、リーチは四半期ごとに増加が見られました。5
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事例
マックデリバリーはエンゲージメントを促進し、マクドナルドのブランド認知を変える
マックデリバリーはマクドナルドのフードデリバリーサービスで、お客様のお気に入りのメニュー商品を直接玄関まで届けます。2017年にカナダで導入されたマックデリバリーは、2020年にレストランの店内飲食が制限されたとき、マクドナルドにとって直ちに最優先事項となりました。ブランド、クリエイティブ、メディアの各チームは、Amazon Advertisingと協力して「マックデリバリーと映画」を開発し、Amazon.caとFire TVでカスタムマックデリバリー「ハブ」を作成しました。ハブでは、家族で映画を楽しむ夜におすすめの厳選された映画のリストと、ポップコーンボウルやパジャマなど、購入可能なムービーナイトアクセサリーのカルーセルが紹介されています。トラフィックを誘導するディスプレイバナーとオンライン動画クリエイティブがこのキャンペーンのために特別に制作され、Amazon.ca、IMDb、Twitch、およびサーズデーナイトフットボールで配信されました。

ご利用経験が限られている場合は、お問い合わせいただき、Amazon Adsが管理するサービスをリクエストしてください。最低予算が適用されます。
1 eMarketer、2020年10月 - 「Where do US consumers begin their product searches?」
2 Invesp Consulting、「Customer Acquisition vs.Retention Costs – Statistics and Trends」(2020年11月)。
3 Latitude、「新しい広告価値の変換」、Amazon AdsとOMG、2021年、米国
4 Latitude、「新しい広告価値の変換」、Amazon AdsとOMG、2021年、米国
5 Amazon Internal、2019年
6 Amazon Internal、2020年