Logitechのスタイル化されたコンピューターアクセサリーにより、グレーのワークスペースが鮮やかな色彩に

2023年8月14日

マウスを持っている女性

現代の消費者はカラーを重視しています。スタイルに関心を持っています。Logitechは、企業が繁栄し、仕事、制作、ゲーミング、ストリーミングの際に消費者を結びつけるうえで役立つ、ハードウェアとソフトウェアのソリューションを設計する国際的なテクノロジー企業です。同社のグローバルリテールメディア戦略を率いるMarjorie Borreda-Martinez氏は、「消費者は自分を表現したいと思っています」と述べています。これは、これまで長い間ワークスペースを支配してきた従来のグレースケールのコンピューターアクセサリーとは大きく異なるとも付け加えています。

Logitechは、自分が着る服から携帯電話のケースに至るまで、よりパーソナライズされたカラフルな商品に魅力を感じるヤングアダルトオーディエンスを観察し、消費者とつながる商品を開発するチャンスがあることに気付きました。

これをきっかけにLogitechチームは、ライフスタイルを重視するオーディエンスにリーチするため、スタイリッシュなコンピューターアクセサリーを特徴とする2つの商品ラインをデザインすることにしました。カラフルな商品ラインとしてPebbleとPOP(「personality traits that POP」の略)は数年の間を空けてリリースされましたが、ブランドはそれらの商品の認知度を高める必要がありました。Logitechは、対面でのイベントアクティベーション、Amazonオーディエンス、およびAmazon Liveを活用した戦略を通して、これらの商品ラインを関連性の高いオーディエンスに届けるのに役立てるため、Amazon Adsに注目しました。

Amazon Adsは、オンラインチャネルのグローバル責任者であるBeatrice Aujouannet氏とイーテールのグローバル責任者であるMarjorie Borreda-Martinez氏に話を聞き、LogitechがAmazon AdsとAmazon Styleのサポートを得て、ライフスタイルからインスピレーションを得た商品を、ヤングアダルトオーディエンスに提供するためのフルファネル戦略をどのように実施したかを学びました。以下のインタビューで、Logitechが成功を収めたこれらのキャンペーンをどのように作成し開始したかを見てみましょう。

Logitechがライフスタイルオーディエンスとつながりたいと思ったきっかけは何ですか?

Marjorie Borreda-Martinez: 従来、パーソナルスペース、ワークスペース、デスクスペースなどのスペースの多くに自己表現を取り入れる余地はほとんどありませんでした。しかし、若い世代の消費者はこれらのスペースの利用方法を工夫しています。若い世代の消費者は、自分が着る服、購入する商品、使用するテクノロジーなど、個人や公共のスペースを自己表現のキャンバスに変えてきました。マウス、ヘッドセット、キーボード、ウェブカメラでさえ、消費者のスタイルを表現するのに役立つことが分かり、カラフルでスタイリッシュな商品ラインを作るためのインスピレーションを得ることができました。

2018年には、カラフルなコレクションのPebbleを発売しました。たとえば、K380シリーズのキーボードとマウスには、シンプルでありながら魅力的で楽しく生き生きとした新色が採用され、「従来の」キーボードやマウスとは一線を画しています。そして2020年には、「personality traits that POP」を表すPOPコレクションを発売しました。このコレクションは、メカニカルなキーボードが特徴で、消費者がカスタマイズ可能な絵文字を商品に追加できるオプションも含まれています。

LogitechはどのようにAmazon Adsと連携してこれらの商品への期待感を高めましたか?

Beatrice Aujouannet: 私たちは新しい商品ラインの認知度を高めたいと考え、Amazon Adsと協力してマーケティング計画を策定しました。2022年9月、カリフォルニア州グレンデールにある最初のAmazon Styleストアに家電製品ブランドとして初めて掲載されました。4週間にわたって4つのエピソードが取り上げられるAmazon Liveファッションシリーズにも参加しました。ライブストリームではAmazon Liveのインフルエンサーがアクセサリーのデモンストレーションを行い、オーディエンスとのインタラクティブなライブチャットも行われました。

ライブストリームはAmazon.comのトップページとAmazonの女性向けファッションのトップページの両方で紹介され、大きな注目を集めました。さらに私たちは、2023年にオハイオ州のAmazon Styleストアの立ち上げにも参加し、オープン初日に販売された商品の中でK380ピンクキーボードが第1位となりました。1

Amazon AdsとAmazon Fashionによるこれらのローンチは成功しましたか?

Borreda-Martinez: 全体として、キャンペーンはライブストリームで140万回の閲覧数と290万回のインプレッションを達成しました。売上の61%はブランド新規顧客によるものでした。2正直なところ、ファッションやライフスタイルの消費者がこの新しい環境で当社の商品にどう反応するかを100%分かっているメンバーはチームに1人もいませんでした。結果としてエンゲージメントと売上が予想よりもはるかに高かったことにとても興奮しました。

ブランドのフルファネル戦略はこれからどのように進化を遂げますか? Logitechが次に目指しているのは何ですか?

Aujouannet: Amazon Adsとの連携は、常時掲載ではなかったトランザクションアプローチから常時掲載のフルファネルアプローチへと年々成長してきました。フルファネル広告はブランドやカテゴリーへのエンゲージメントを高めるための鍵であるだけでなく、外付けWebカメラをモニターに接続できるなどのメリットを知らない、より多くの消費者にリーチすることで、エンゲージメントを高めるための鍵にもなると確信しています。それで私たちは、購入シグナルに基づくオーディエンスインサイトを理解し、お客様に最適なキャンペーンを設定するのに役立つAmazonオーディエンスのようなソリューションを重視しています。

そして現在、Amazon Adsチームと協力して、マルチブランドのカスタムキャンペーン、Twitchとのコラボレーション、Amazon Marketing Cloud(AMC)のインサイトの活用などを取り入れた、3年間の戦略的広告ロードマップを構築しています。私たちは、ファネルの各部分の関係をよりよく理解するために、AMCを先駆的に使用したいと考えています。なぜなら、私たちにとって最も重要なのは消費者中心の考え方だからです。

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1 Amazon Internalデータ、米国、2023年
2 Amazon Internalデータ、米国、2022~2023年