Channel BakersのCEOであるJoshua Kreitzer氏が、広告主が課題を克服して前進する方法を説明します。

2023年6月16日

Joshua Kreitzer氏

娘の部屋の小さな机の上で1台のノートパソコンからChannel Bakersを立ち上げてから約1年経った2016年のある時、Joshua Kreitzer氏はマウンテンバイクでの走行中に鎖骨を骨折しました。手術を終えた後、彼の妻は彼に次の3つの質問をしました。 今年は何年か? 大統領は誰か? 月曜の期日までに会社の給与精算を完了できるのか? 「腕に包帯を巻き、そこに座って2台のノートパソコンで請求書を再送信している写真があります」とKreitzer氏は思い返します。「冗談ではなく本当に、給与支払期限の2時間前に終わらせました。」

目標に向かってひたすら努力したこの種の経験は、ブランドのオンラインビジネスの成長を支援する会社であるKreitzer氏のChannel Bakersが、過去8年間にわたって飛躍的に事業を拡大する原動力となってきました。現在、Channel Bakersは、4大陸に300人の従業員を擁する受賞歴のあるフルサービスのグローバル代理店であり、Amazon Adsアドバンストパートナーでもあります。

以下のインタビューでは、Kreitzer氏がキャリアを通じて役立ったアドバイスや、ブランドやマーケティング担当者がどのように前進し続け、学び、成長し、好奇心を持つことができるかについて語ります。

はじめに、ご自身のキャリアの簡単な経歴と、現在のポジションにたどり着いた経緯について聞かせてください。

私は90年代後半に家電流通業者でキャリアをスタートしました。商品がどのように世界の工場から店頭にやってくるのかを知りました。その後、インターネットの小売店で働き、2013年までには家電ブランドで働いていましたが、実はそのころにAmazon Adsのスポンサー広告のベータテスターになりました。とても興味が湧いたので、本業を辞めて、Amazon専門の広告代理店の先駆けの1つとなる代理店を始めることにしました。

私は2015年に娘の部屋の小さな机の上で、1台のノートパソコンからChannel Bakersを立ち上げました。今でも、オーナー100%出資の株式非公開会社です。世界中に300人の従業員を擁し、現在も成長を続けています。それができたのは、Amazon Adsが広告プロダクトの革新を続け、広告主に新しい価値をもたらし続けているからです。

他のマーケティング担当者や広告主に伝えたい、これまでに役立った最高のアドバイスは何ですか?

私が知っている最高のアドバイスは、私の好きなWalt Disney氏の名言に由来するこんな言葉です。 「長い間、後ろを振り返らずにやってきた。前進し続け、新しい扉を開けて新しいことをした。なぜなら私たちは好奇心にあふれていて...好奇心こそが私たちを新しい未来へ導いてくれるからだ。」 これは私がずっと好きな言葉です。なぜなら、私にできる最高のアドバイスは、学ぶことに情熱を傾けてください、ということだからです。私たちはとても長い間、後ろを振り返らずにやってきました。ここChannel Bakersのオフィスでは、直感と革新を大切にしています。試行錯誤して物事を解決しています。うまくいかなくても、大丈夫です。 うまくいく方法を探しましょう。

このアドバイスをご自身のキャリアにどのように生かしたのか、例を挙げて教えていただけますか。

ご存じのように、私は広告業界の出身ではありません。しかし、このデジタルパフォーマンスマーケティングについては、学ぶ必要があるとわかっていました。それで、片っ端から情報をあさりました。あらゆるホワイトペーパーを読み、いろいろな動画を見て、各種のポッドキャストを聞きました。お金を払ってトレードショーに参加しました。広告について学べる場所ならどこでも、いろいろな場所に足を運びました。そういったことを何でも行いました。

Amazon Adsがスポンサー広告プロダクトをリリースしたとき、広告に関するこれらの知識があったので、それを活用することができたのです。そういった勉強をしていなかったら、本業を辞めてAmazon Adsに特化した代理店を始める自信なんて持てただろうか、と思います。 持てたかもしれませんし、持てなかったかもしれません。私は自分自身に投資することを選びました。

ブランドやマーケティング担当者は、お客様により良いサービスを提供するために、このアドバイスをどのように活用できると思いますか?

経済的逆風が吹くと、簡単に狭量な思考パターンに陥って、しりごみしてしまいがちです。しりごみしてしまうと、前には進めませんよね? それで、予算と支出を抑えたいと考えているブランドで働いている場合には、Amazon Adsがブランドにどんな新機能を提供しているかを積極的に調べてください。前進し続け、試行錯誤したり学んだりすることに予算を割いてください。これは、ブランドの継続的な成長を助けるための模索期間です。

試行錯誤と学びの方法として、何か有効な方法や、ブランドが今すぐに取り組めることとして何か良い例はありますか?

スポンサーディスプレイ動画広告は、非常に価値があると思います。動画を含むAmazon Adsプロダクトでは、広告掲載にかかる費用がまだ比較的低く抑えられています。なぜこれが重要なのかというと、エンゲージメントとクリックスルー率が高く、消費者が商品詳細ページにアクセスする前に、ブランドストーリーを事前に提供できるからです。そのようにして、ブランドと商品への感情的な愛着を築けるのです。動画アセットを持っているブランドは多くありません。動画ソリューションについては、今のところ競争も少ないです。今こそ、スポンサーディスプレイ動画広告やストリーミングTVといった動画コンテンツ戦略を強化する時です。

今お話しいただいたように、ブランドが目標に向かって前進し続けるために、どのようなアドバイスをしますか?

目標に向かって前進し続けるためには、効果測定が必要です。また数字でストーリーを伝えられるようでなければいけません。それは、広告主がブランドとして積極的なアプローチを取るのに役立ちます。当社では常に、広告費用対効果の先を見据えるようクライアントに促しています。私たちは、ブランドの向上率、オーガニックランキングなど、カスタマーエクスペリエンスの向上に役立つAmazon Adsの要素に注目しています。

Amazon Marketing Cloud [AMC]では、広告によって達成されている事柄のいくつかの非常に重要な側面を把握するのに役立つシグナルと指標が得られます。さまざまなAmazon Adsの広告プロダクトを使用することでどのようなブランドの向上やコンバージョンの向上が得られるかを特定できます。クライアントのところに行って、「Xを活用すればYが得られます」と言うことができます。 AMCから得たインサイトに基づいて効果的なストーリーを伝えることができます。当社では、認知、検討、コンバージョンという観点に立ち、AMCによって通知された[主要なパフォーマンス指標]を考慮して、実際にどのラインが成果を上げているのかを特定することに細心の注意を払いたいと考えています。

1 出典: Amazonによる調査。(以下の日付に広告費を0.05ドル以上費やしたすべてのAmazonセラーセントラルアカウントの平均値: ホリデーシーズン前: 2015年10月12日、ブラックフライデー: 2015年11月27日、サイバーマンデー: 2015年11月30日、12月中旬: 2015年12月7日)。