事例

LavazzaはWavemaker、Acceleration、GroupMと提携し、AMCを使用してお客様に再びはたらきかける

歩く女の子

使用したプロダクト:

目標

  • 消費者直接販売チャネルとAmazonチャネルにおける顧客行動を理解する
  • 消費者直接販売の顧客とAmazonから購入したお客様を比較したインサイトを得る
  • 広告戦略を最適化して売上を伸ばし、広告費用対効果を向上させる

アプローチ

  • AMCを使用してインサイトを入手し、消費者直接販売とAmazonの顧客層が重複する部分を発見
  • AMC分析に基づいてカスタムAMCオーディエンスを作成
  • 常時掲載ロワーファネルキャンペーン向けにAmazon DSPのAMCオーディエンスを有効化

結果

  • ドイツのパフォーマンスキャンペーンの広告費用対効果が134%向上
  • ドイツのパフォーマンスキャンペーン収益の50%はAMC戦略に起因
  • AMCリターゲティング戦略の有効化後にAmazonで購入したSleepersカテゴリのユーザー数が倍増
  • イタリアでショッピングカートの平均金額が11%増加

Lavazzaは、本物のイタリアンコーヒーを世界中の人々に届けることを使命としています。より多くの人々にリーチするために、Lavazzaは常にお客様の行動に関するより深いインサイトを求めています。これにより、Lavazzaは広告キャンペーンを最適化し、さまざまなチャネルでメッセージをカスタマイズできるようになります。

以前にLavazzaのWebサイトから直接購入していた一部のお客様は、同社の商品の購入をAmazonに切り替えました。Lavazzaは、このような顧客行動の傾向をよりよく理解したいと考えていました。2023年、同社はWavemakerおよびAccelerationと提携しました。この2社は、Amazon AdsのパートナーであるGroupMが運営するグローバルメディア代理店で、コンテンツ、テクノロジー、データを通じて成長を促進することを専門としています。チームは協力して、Amazon Marketing Cloud(AMC)を使用してお客様の行動を分析しました。

顧客行動に関する深いインサイトを明らかにする

Wavemaker、Acceleration、GroupMはAMC分析を利用して、Lavazzaの消費者直接販売(DTC)のお客様とAmazonのお客様との相関関係を明らかにしました。まず、チームはLavazzaの顧客データプラットフォーム(CDP)からの情報とAMCを通じて得られたデータを組み合わせました。同チームの分析は、同社のDTC戦略とAmazon戦略が共存するLavazzaの中核市場であるイタリア、英国、ドイツに焦点を当てました。

次に、Wavemaker、Acceleration、GroupMは、DTCとAmazonの売上間のクロスチャネル分析を実施し、DTCからAmazonへのお客様の移行を前月比で調査し、プロモーション期間が販売実績に与える影響を評価しました。分析の結果、AmazonとCDPの顧客層には大きな重複があることが明らかになりました。イタリアでは、LavazzaのCDPのお客様の36%がAmazonのお客様であり、Amazonのお客様の43%がLavazzaのCDPのお客様でもありました。1 同様に、英国では52%と57%、ドイツでは48%と55%が重複していました。2

「Wavemaker、Acceleration、GroupMが提供したAMC分析のおかげで、当社は複数のチャネルに渡る顧客行動を理解するための具体的な一歩を踏み出しました。AMCのインサイトを活用して、Amazon DSPでの効率と効果を高めるのに役立つオーディエンス戦略を構築しています。」
- Lavazza、グローバルメディアパフォーマンスマネージャー、Valeria Bandiziol氏

カスタムAMCオーディエンスの作成

AMC分析のインサイトに基づき、パートナー3社はAMCオーディエンスを活用して売上と広告費用対効果(ROAS)の結果を改善しました。彼らはDTC Sleepersのオーディエンスを作成しました。このオーディエンスには、過去12か月間にLavazzaのWebサイトで同社の商品を購入していないものの、AmazonでLavazzaの商品を購入したユーザーが含まれていました。さらに、Lavazzaのスポンサー広告に対するユーザーの反応に基づいて、複数のクロスチャネルオーディエンスを作成しました。

DTC Sleepersのオーディエンスを作成するにあたり、Wavemaker、Acceleration、GroupMはCDPデータを使用して指定された基準を満たすユーザーを特定しました。クロスチャネルオーディエンスについては、広告の露出、商品詳細ページのエンゲージメント、コンバージョンステータス、前回のコンバージョンからの時間など、Lavazzaのスポンサー広告に対するユーザーの反応に基づいてルールを定義しました。このアプローチにより、3社は特定の行動やエンゲージメントレベルに合わせたオーディエンスセグメントを作成することができました。

その後、Wavemaker、Acceleration、GroupMは、Lavazzaの既存の常時掲載ロワーファネルキャンペーンのためにAmazon DSPでAMCオーディエンスを有効にしました。パフォーマンスを分析するために、売上、ROAS、カスタマーエンゲージメントなどの指標を測定するための専用のラインアイテムをキャンペーン内に設定しました。6か月間のアクティベーション期間におけるDTC Sleepersオーディエンスの平均支出と購入者数の増加を評価しました。クロスチャネルオーディエンスについては、Lavazzaがこれまでパフォーマンスが低かったドイツにおけるノンブランドキャンペーンのROASの改善を分析しました。

以前のDTC顧客に対する再エンゲージメントに成功

Wavemaker、Acceleration、GroupMはAMC分析を活用して、キャンペーンの総収益の50%以上を占める効果的な戦略を開発しました。3 イタリアでは、DTC Sleepersオーディエンスのショッピングカートの平均金額が6か月のアクティベーション期間で11%増加しました。4 DTC Sleepersオーディエンスをアクティベートした後、イタリアの購入者数は6か月で100%増加しました。5 ドイツでは、クロスチャネルオーディエンスを活性化した後、プログラマティックなロワーファネルキャンペーンのROASが134%向上し、マイナスのROASがプラスのROASに変わりました。6

2024会計年度中に、Lavazzaはオーディエンスエンゲージメントとデータ分析機能を強化するための有料機能に投資することで、AMCの利用を拡大する予定です。同社は、顧客関係管理システムをAMCに接続して、さらに深いインサイトを得ることも予定しています。これらの進歩により、Lavazzaは顧客関係を強化し、多地域での成長を促進する態勢を整えています。

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AMCは、単なるメディアにとどまらず、お客様に関する深い知識を提供することで、Lavazzaに有意義なインサイトを提供するのに手助けしてくれました。今後、この種の分析は、価値とデータ主導の意思決定を促進するために不可欠になるでしょう。

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— GroupMイタリア、テクノロジーディレクター、Santino Gatani氏

1 Lavazza、イタリア、2023年
2 Lavazza、英国、ドイツ、2023年
3 Lavazza、イタリア、英国、ドイツ、2023年
4 Lavazza、イタリア、2023年
5 Lavazza、イタリア、2023年
6 Lavazza、ドイツ、2023年