事例
インタラクティブ音声広告を活用して、認知度を向上させ、購入検討を促進する
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使用したプロダクト:
目標
- ソニーの「For The Music」ブランドと新しいLinkBuds Sノイズキャンセリングイヤホンの認知度を向上させる
- LinkBuds Sノイズキャンセリングイヤホンの購入検討を促進する
アプローチ
- インタラクティブ音声広告を活用して、お客様にはたらきかける
- 広告クリエイティブにより、消費者が音声を使用してLinkBuds Sを直接カートに追加できるようにする
- Amazonの新しいライフスタイルアーティストのファンセグメントを活用して、関連するオーディエンスにリーチする
結果
- 1,600万回以上の配信インプレッション
- 「カートに入れる」アクション1件あたりのコストがソニーのAmazon平均コストを77%下回った
- IAAのインタラクション率がベンチマークを1.6倍上回った
- 5,800件以上の「カートに入れる」アクション
- 2,000件以上のブランド検索
ソニーエレクトロニクスは、3世代にわたって音楽リスナーに革新とインスピレーションを与える商品を生み出してきたことで知られています。このことは、同社が音楽クリエイターとリスナーの絆を祝うための戦略的な取り組みである「For the Music」キャンペーンを開始したことに示されています。アーティストのストーリーと、その作品に命を吹き込むソニーのオーディオ商品にスポットライトを当てることで、この新しいブランドプラットフォームは音楽愛好家の心をつかみました。「For the Music」は、アーティストの育成を促進し、スペシャルコンテンツ、アクティベーション、体験など、音楽ファンのためになるクリエイティブな取り組みをサポートしています。さらに、このプラットフォームにより、アーティストはプロフェッショナルな商品やツールにアクセスし、意見を提供することができます。これにより、コンテンツ制作のアプローチを改善し、消費者向けの商品を通じてファンのリスニング体験を向上させることができます。
「For the Music」と新しいヘッドホンの認知度を向上させるために、ソニーはパフォーマンスマーケティングエージェンシーであるTinuitiとコラボレーションしました。LinkBuds Sノイズキャンセリングイヤホンは、グラミー賞を受賞したアーティストであるOlivia Rodrigoと共同で設計した製品です。同社はこの製品に対して、Z世代の成人およびミレニアル世代の関心を高め、同時に購入検討を促進する、独自のアプローチを開発したいと考えていました。
インタラクティブ音声広告の効果を活用する
ソニーは、変化するデジタル環境を認識し、従来のビデオ広告やディスプレイ広告の領域を超えてお客様にリーチする新しい方法を模索しました。同社が見つけた解決策は、インタラクティブ音声広告の効果を活用することであり、この戦略は自社の商品と完全に一致するものでした。
「インタラクティブ音声広告を活用することで、これまで認知度に基づいて評価されてきた手段に加えて、購入検討を促進するという考え方を採用しました」と、Tinuitiのエンタープライズコマースメディア担当のシニアマネージャーであるJonathan Cole氏は説明しています。「インタラクティブな広告ユニットにより、リーチが拡大されただけでなく、それに関連した「カートに入れる」アクションが促進され、購入者を購入ファネルに誘導することができました。」
このキャンペーンでは、Alexa搭載デバイスを活用することで、消費者が「Alexa、カートに入れて」という簡単なコマンドで、音声広告と直接やり取りできるようになりました。 このシームレスなショッピング体験は、購入の可能性を高めるだけでなく、購入者によるさらなる調査や購入検討の際に、商品が最初に想起されるようにすることにも役立ちました。
ソニーは、Olivia Rodrigoのファンとつながり、キャンペーンをそれらのファンに共感してもらえるものとするために、新しいライフスタイルを掲げるアーティストのファンセグメント「Olivia Rodrigoのファン向けの音声ストリーミング」を活用して、ターゲティング戦略を立てました。これにより、OliviaとソニーのLinkBuds Sとのパートナーシップに関心を持つ可能性が高いオーディエンスにリーチすることができました。
測定可能な結果と、オーディエンスを喜ばせるためのスムーズなアプローチを見つける
ソニーのLinkBuds Sのインタラクティブ音声広告キャンペーンは、1,600万回以上のインプレッション、5,800件以上の「カートに入れる」(ATC)アクション、IAAの平均インタラクション率を上回る、0.04%のカートへの追加率(ATCR)など、素晴らしい結果を収めました。さらに、このキャンペーンにより、2,000件のブランド検索が発生し、ATC1件あたりのコストがソニーのAmazon平均コストを著しく下回りました。
ソニーのLinkBuds Sのインタラクティブ音声広告キャンペーンは、革新的な考え方と変化するデジタル環境の可能性を示しています。テクノロジー、創造性、消費者行動をシームレスに統合することで、ブランドはターゲットオーディエンスを魅了する、魅力的でスムーズなショッピング体験を生み出すことができました。
ブランドが進化するデジタル環境に対応し続ける中で、このキャンペーンの成功は、カスタマージャーニーにおけるインタラクティブ音声広告の効果を証明するものとなりました。
「このキャンペーンの成功を目の当たりにし、認知からATCに至るファネル全体で、この活動の結果を確認することができて、とても嬉しく思いました。」と、ソニーのブランドマーケティング責任者であるMaya Wasserman氏は述べています。
出典: Amazon Internalデータ、米国、2023年11~12月。結果は単一の広告主様またはキャンペーンに関するものであり、今後のパフォーマンスを示すものではありません。