事例
保険会社MAPFREがPrime VideoとTwitchでOperación Triunfoに参加して新規オーディエンスにリーチした経緯
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目標
- ヤングアダルトオーディエンス(25歳以上)にリーチする
- ブランドを活性化させ、将来の購入者にとって最初に想起されるブランドになる
アプローチ
- ストリーミングTV広告を開始
- 自社ブランドをショーとポストショーのTwitchシリーズに統合
結果
- 260万人以上にリーチ
- ライブストリーミングの完了率は90%に達しました。
Operación Triunfo: 「El expulsado de la semana」(その週の敗退者)。
今年の初め、MAPFREはヤングアダルトオーディエンス(25歳以上)とつながりたいと考えていました。同社の目標は、ブランドを活性化させ、将来の購入者にとって最初に想起されるブランドになることでした。このスペインの保険会社は、リニアTVなどの従来のチャネルではこのようなオーディエンスにリーチするのが難しいことを知っていたため、このオーディエンス層とつながる方法を調整することにしました。
MAPFREのデジタルビジネスディレクターであるRuben Gallardo氏は、「私たちは、素晴らしい効果を得られる方法を探していました。『これは本当にMAPFRE?』とオーディエンスに疑問に思ってもらうことが狙いでした」と述べています。同ブランドは、コンテンツの品質を高く保つことと、プロジェクトをサポートする強力なインサイトがあることにも注目していました。そのため、同ブランドはキャンペーンのためにAmazon Adsとコラボレーションすることにしました。
この未開拓のヤングアダルトオーディエンスにリーチするため、MAPFREはスペインで最も人気があるTV番組の1つ、 Operación Triunfoというリアリティ番組に参加することにしました。同番組では、夢を追う歌手たちが10万ユーロの賞金を目指してオーディエンスの前でパフォーマンスを行います。同番組はスペインで大きな反響を呼んでおり、MAPFREもその波に乗りたいと考えていました。そこで、同ブランドはAmazon Adsと連携して、視聴者のストリーミング体験を妨げることなく、エンゲージメントの高いオーディエンスにリーチできる体験を創出しました。
MAPFREはOperación Triunfoのメインスポンサーの1つになりました。また、同ブランドは敗退した各出場者に包括的な健康保険契約サービスを提供することで、同番組へのシームレスな統合を行うことができました。さらに、Prime VideoのTwitchチャンネルで配信されているOperación Triunfo: El expulsado de la semana(「今週の敗退者」)というシリーズの参加者へのインタビューも行いました。
スペインのコンテンツクリエーターであるXuso Jones氏が主催するこの12の独占オリジナルエピソードでは、視聴者が敗退者のことをさらに知り、番組での行動を分析することができました。また、次に番組を去る出場者、優勝すると思う出場者、どんな曲が取り上げられたかなどをチャットでの投票で尋ねる「MAPFREチャレンジ」の様子も見ることができました。このブランドセグメントは、MAPREを宣伝するだけでなく、ファンが視聴できるオリジナルコンテンツも提供しました。
キャンペーン結果の分析
MAPFREのAmazon Adsを使ったキャンペーンは、番組への統合にとどまりませんでした。このキャンペーンには、さまざまなチャネルやタッチポイントでのアクティベーションが含まれていました。
実際、MAPFREはTwitchでのライブストリーミングプログラムのほかに、Operación Triunfo’sのソーシャルメディアチャネルでも存在感を発揮していました。たとえば、Amazon.esのOperación TriunfoブランドストアでMAPFREのロゴが紹介されたり、ライブ番組の公式アプリにブランドロゴが表示されたりしました。
このキャンペーンにより、MAPFREブランドでの合計視聴時間数は260万分以上、合計ユーザー数は46万人以上にまで達しました。Twitchでのライブ配信は、毎週ライブストリーミングをフォローしただけでなくチャットへの関心も示したオーディエンスにとって非常に関連性が高いもので、動画再生完了率(VCR)は90%でした。1
Gallardo氏は次のように述べています。「キャンペーンは本当に多くのタッチポイントで実施されたため、成果を1つに絞ることは難しいと言えます。エンゲージメントに関するKPIは、オーディエンスがどのようにライブストリーミングでつながったかを理解するのに役立ちました」
1Amazon Internalデータ、2023年11月~2024年2月。結果は1つのキャンペーンを反映したものであり、将来の成果を示すものではありません。