事例

HPがスポンサーブランド動画広告を活用して成功を収める

2024年5月2日 | 投稿者:Adriana Tsoneva、セールスアカウントマネージャー

デスクトップの前にいる女性

目標

  • カスタマーエンゲージメントを強化する
  • 動画コンテンツによりブランドの知名度と認知度を高める
  • スポンサーブランド動画広告を有効にして購入率を向上させる

アプローチ

  • スポンサーブランド動画広告を活用して、デスクトップとモバイルによるAmazon内のショッピングキーワード検索結果でブランドの知名度と認知度を高めることを狙う
  • スポンサーブランド広告、スポンサープロダクト広告、スポンサーディスプレイ広告に加えてスポンサーブランド動画広告を組み込むことで、エンゲージメント、認知度、購入率を向上させる

結果

  • インプレッションが前年比224%増加し、すべての商品カテゴリーでHPのリーチが拡大
  • クリック数が前年比142%増加し、スポンサーブランド動画広告掲載枠のクリック数が42%増加
  • 広告費用対効果(ROAS)が大幅に増加し、収益は前年比80%、注文された商品点数は60%増加

世界中で事業を展開するテクノロジー企業であるHPは、カスタマーエクスペリエンスの革新と改革に尽力しています。HPは、5年以上前からAmazon Adsと提携してお客様に最高のデジタル体験を提供し、ブランドエンゲージメントを強化してきました。HPのMCoE(マーケティング中核的研究拠点)は、カスタマージャーニーにおけるAmazonの重要性とビジネスの継続的な成長を認識して、Amazon Adsの戦略と実行に焦点を当てたリテールメディアの社内専任チームを設立しました。HPヨーロッパ、中東、アフリカのリテールメディアチームは、Amazon内でブランドのカスタマーエンゲージメントを高めるためのキャンペーンを作成しました。これにより、お客様はデジタルブラウジングやショッピングジャーニーの各タッチポイントを通じて有意義な体験が得られるようになりました。

調査によると、消費者は平均して1日のうちに20以上の異なるチャネルでブランドと関わることがあります。これらのチャネルには、Eメール、デジタル、ソーシャルメディア、動画などがあり、ブランドが注目を集めたりブランドエンゲージメントを高めたりすることがますます難しくなっています。HPは、注目を集める方法と、インパクトの強いブランドの認知および検討を生み出す方法を探りました。

HPは、デスクトップとモバイルによるAmazon内のショッピングキーワード検索結果でブランドの知名度と認知度を高めることを狙って、スポンサーブランド動画広告に投資することを選択します。 スポンサープロダクト広告スポンサーブランド広告スポンサーディスプレイ広告のような既存の戦略に加えて、HPではスポンサーブランド動画広告を活用しました。6~45秒間のスポンサーブランド動画広告により、HPはカテゴリーキーワードとブランド名を含むキーワードの両方で注目を集めるようになります。さらに、動画で主要な商品情報や機能を紹介して、画像やテキストのみの広告よりもお客様が商品について知る機会を広げました。この動画キャンペーンにより、HPはリーチを拡大し、新規のお客様や既存のお客様の注目を集め、売上を伸ばすことができました。

HPとAmazon Adsの連携による結果と影響

HPがスポンサーブランド動画広告に投資したことで2023年は前年比206%増となり、認知度、検討、売上全体に影響が及びました。Amazon Adsの広告プロダクト導入後、ブランドが得たその他の結果は次のとおりです。

  • 認知: インプレッションは前年比224%増加し、プリンター、用品、ノートパソコン、アクセサリを含むすべての商品カテゴリーでリーチが拡大しました。これにより、すべての商品カテゴリーでHPのブランド名を含むオーガニックキーワードが目に見えて増加しています。HPプリンターを含むキーワードが全体で17%増加、HP用品のブランド名を含むキーワードが全体で10%増加、HPノートパソコンのブランド名を含むキーワードが全体で30%増加しました。
  • 検討: クリック数が前年比142%増加し、スポンサーブランド動画広告掲載枠のクリック数が42%増加しました。キャンペーンのクリックスルー率(CTR)はAmazonのベンチマークを36%上回りました。これは、スポンサーブランド動画広告がオーディエンスの関心を引き付けた結果、広告をクリックした視聴者の割合が向上したことを示します。
  • 売上/コンバージョン: 広告費用対効果(ROAS)が大幅に増加し、収益は前年比80%、注文された商品点数は60%増加しました。2023年には、特にスポンサーブランド動画広告を含む商品購入経路で、プリンターとノートパソコンの両カテゴリーの購入率とROASが向上しました。プリンターについては、スポンサーブランド動画広告による商品購入経路で2023年に購入率が954%、ROASが30%向上し、ノートパソコンについては、スポンサーブランド動画広告による商品購入経路で2023年に購入率が709%、ROASが44%向上しています。

HPがスポンサーブランド動画広告を戦略的に展開したことにより、消費者の購入過程の全段階で良好な結果が得られました。動画の影響力を活用することで、HPはブランドの認知度、エンゲージメント、コンバージョン率を効果的に向上させました。