デザインテクノロジストになりたいですか？ Fitzがその方法をご説明します

Fitz Maroは、Amazonのブランドイノベーションラボの北米デザインテクノロジーの責任者です。ここでは、広告業界で成長を続けるクリエイティブな職種の1つについて彼が学んだインサイトをご紹介します。

こんにちは、Fitz。 デザインテクノロジストの職種について少し教えていただけますか？

デザインテクノロジスト（DT）は、クリエイティブな思考と深い技術スキルを兼ね備えた職種という点でとてもユニークです。我々はクリエイティブと一緒にブレインストーミングをする際には十分に対等に話せる一方で、デザインテクノロジストはキャンペーンの革新的な技術面にも通じています。

ブレインストーミングをしたり、クリエイティブなソリューションを徹底的に検討したりしている時に、テクノロジーを用いて何が達成できるかを現実的に示すことができます。こんなふうに言うことがあります。「この素晴らしいアイデアの方向性は分かります。でも、厳密にはその方法では実現できません。XやYをしたらどうでしょうか？ テクノロジーをあれこれ統合してコンセプトを拡大したらどうでしょうか？」

DTを際立たせているものは何ですか？

左脳を使う多くのソフトウェアエンジニアリングの職種とは異なり、当社のDTは、左脳を使う分析スキル、右脳を使う創造性、そして相手が技術者かそうではないかを問わず、すべての仲間と効果的にコミュニケーションを図る能力に頼っていいます。

絵を描くのが大好きな若者のことを考えてみてください。彼らは自然にアートの方向性に引き寄せられるでしょう。本を読んだり文章を書いたりするのが好きな人なら、苦労しないでコピーライターになれるでしょう。同じように、DTはテクノロジーに夢中になって育ち、テクノロジーを使ってクリエイティブに自分自身を表現してきました。

どのようにすればこれらの職種に就くことができますか？

デザインテクノロジーに携わるほとんどの人は、この分野の正式な学位を持っていません。多くはコンピュータサイエンスのバックグラウンドがあり、独学で学んだり、コーディングブートキャンプから始めたりしています。とはいえ、テクノロジーとその可能性に対する好奇心は共通する傾向です。私は、VCUブランドセンターでクリエイティブテクノロジーの修士号を取得しました。その分野で学位を取得したため、路線が違いました。それで、私も広告と代理店の世界で自分の居場所を切り開く必要がありました。

DTの役割は以前よりも確立されてきていると思いますか？

私が修士課程を修了した2012年にさかのぼると、当時、DTのような職種の必要性には疑問がありました。新しい「デジタルネイティブ」世代が労働力に加われば、彼らは必要な技術スキルをもともと身に付けているだろうと人々は言っていました。

10年経った今、それはまったく当てはまりませんでした。複雑な技術に本気で取り組み、乗り切ることができる人材の需要は、かつてないほど高まっています。マーケティング会社のメディア支出が過去10年間にどうなったかを見てください。今やデジタルファーストの企業が従来のテレビや出版の予算を独占しています。

同じように、DTの役割も進化し続けています。その進化の最大の原動力はAIだと思います。世界がますますテクノロジーを中心に据えるようになるにつれ、現在の広告環境でブランドのイノベーションを推進する上で、DTが引き続き大きな役割を果たすことは間違いありません。

Amazonで働いて一番良かったことは、何ですか？

マネージャーの決まり文句に聞こえるかもしれませんが、私にとって一番の経験は、チームが成長するのを見られるということです。毎月、キャンペーンごとに扉が開かれる新たなプロジェクトには、本当にワクワク感があります。

Amazonが提供するすべてのサービスを考えれば、DTのキャリアパスを拡大するのにこれ以上の場所はありません。AmazonでDTになるのは、アベンジャーズの一員であるようなものです。驚くほどの技術力を持つ（かつクリエイティブな）数多くの仲間に囲まれているのです。

DTの職種に応募するにはどのような資質が必要ですか？

当社は、誰を採用するかについて広い視野を持ち続けています。長年の経験は重要ですが、当社は多様な経歴を大切にしています。たとえば、当社は最近、代理店の経験が豊富な人と、拡張現実と制作現場での経験が豊富な別の応募者を採用しました。経歴による強みや視点はそれぞれ異なります。

DTとして、私たちはしばしば仲介役を務め、技術チームとクリエイティブ関係者の間のギャップを橋渡しします。これには、技術的な実態と専門用語を双方が理解できる言葉に移し替えることが関係してきます。コミュニケーションスキルは最も重要です。

代理店での仕事からAmazon Adsに転職するとよい理由は何ですか？

Amazonでの機会は信じられないほどエキサイティングです。私にとって最大の魅力の1つは、自由に利用できる幅広い技術パートナーがいることです。

広告代理店では、あなたに素晴らしいアイデアがあっても、関連するチームと連携する直接のアクセス権限がないため、そのアイデアを実現できないことがよくあります。Amazon、特にブランドイノベーションラボでは、Amazon全体のさまざまなチームと直接つながることができます。

会社そのものに対する私の特別な思いもあります。私はAmazonの軌跡を見てきましたが、AWSの成長とビジョンにおいても、広告ビジネスの拡大に向けた考え抜いたアプローチにおいても、長年にわたるAmazonの適応力に感銘を受けてきました。広告主がAmazon Adsを効果的に活用していることに気づき始めたとき、会社の投資が本当に反響を呼んでいることが分かって、ワクワクしました。広範囲に及ぶオーディエンスがいることを考えると、大きな成長の可能性があると私は常に信じてきました。これからもそうであると確信しています。